髪の毛と食べ物の関係

髪の成分はタンパク質

髪は、ケラチンというタンパク質が主成分です。髪の毛の約80%〜90%が、このケラチンでできています。

 

私たちが食事で摂取したタンパク質が体の中で分解されてアミノ酸に変わり、アミノ酸からケラチンが生成されるのです。タンパク質は、人間の体を作っている成分の中で、水の次に2番目に多い栄養素になります。髪以外にも、臓器や血液などあらゆる体の部分が、タンパク質を必要としているのです。

 

そうすると、摂取するタンパク質が不足した場合、生命の維持にとってより重要な臓器や血液のほうにタンパク質が送られ、髪にはあまり送られなくなってしまいます。タンパク質は、必要量をきちんと摂取しましょう。とはいえ、タンパク質だけを摂取していればいいかというと、そうではありません。タンパク質という材料だけでは、ケラチンは生成されないのです。

 

摂取したタンパク質の吸収を助ける栄養素、タンパク質をアミノ酸に再合成する栄養素、アミノ酸からケラチンを生成する栄養素などをバランス良く摂取することによって、はじめてタンパク質が髪の成分になります。

 

髪をキレイにする食べ物や栄養は?

 

髪をキレイにするために摂取したい代表的な栄養素は、次の3つです。

 

【タンパク質】
髪の主成分であるタンパク質は、髪を丈夫にします。タンパク質が多く含まれている食品は、肉・魚・乳製品・大豆製品・卵などです。

 

【ビタミン類】
ビタミン類も大切です。ビタミンの種類別にご紹介しましょう。
1.ビタミンA
ビタミンAは、頭皮の新陳代謝を促進したり乾燥を防いだりします。ビタミンAを多く含む食品は、卵や緑黄色野菜などです。緑黄色野菜とは、ニンジン、ホウレンソウ、ブロッコリーといった色の濃い野菜のことを言います。
2.ビタミンB群
ビタミンB群には、ビタミンB1、ビタミンB2をはじめとしたビタミンがあります。ビタミンB群は、タンパク質の分解や合成を助ける栄養素です。ビタミンB1は、豚肉やたらこ、ナッツなどに含まれています。ビタミンB2を多く含む食品は、豚や鳥のレバー、いかなご、納豆などです。
3.ビタミンC
ビタミンCは、コラーゲンの生成を助けます。コラーゲンには、髪を強くする働きがあるのです。ビタミンCを多く含む食品は、赤や黄、青のピーマン、ゴーヤ、ブロッコリー、パセリなどです。
4.ビタミンE
ビタミンEは血管の掃除をする働きがあるので、頭皮や髪に栄養が行き渡りやすくなります。ビタミンEを多く含む食品は、アーモンドなどのナッツ類、たらこ、カボチャなどです。
【亜鉛】
亜鉛は、アミノ酸からケラチンを生成するのを助けます。髪にツヤを与えるのも亜鉛です。亜鉛は、牡蠣、牛肉、卵に多く含まれます。

 

こんな食生活はダメ

朝はぎりぎりまで寝ていたいし、髪のセットやお化粧など身支度で忙しいので、朝食はコーヒーとトーストだけ。仕事が忙しくて昼休みがしっかり取れず、昼食はパソコンの画面を見ながらカップ麺一つだけ。

 

夜は接待や職場の付き合いでお酒とおつまみだけ。こんな食生活は、髪とってよくないですね。食事は、1食1食を大事にしようと意識して摂らないと、ついついお腹が満たされればOKとなってしまいます。

 

けれども、いい加減な食生活のツケは、必ず見える形で髪に影響を与えます。例えば、タンパク質の不足は髪の主成分の不足ということですから、髪が細くなったりボロボロになったりしてしまいます。ビタミンAの不足は、頭皮を乾燥させます。ビタミンB群の不足は、髪の毛が痛みます。亜鉛の不足は、ケラチンの生成を妨げてしまいますので、やはり髪がボロボロになってしまいます。

 

髪の美容や健康を考えるなら、栄養のバランスを考えながらも、特に髪に良い栄養をしっかり摂ることが大切です。

 

髪の美容と健康のために今日からできる食生活改善

髪のために今日から簡単にできる、食生活改善の方法をご紹介します。
1.朝食に卵を食べる
トーストに目玉焼きやスクランブルエッグを乗せてみましょう。卵は元々ひよこが育つための栄養の塊ですから、完全栄養食品といって全ての栄養素が含まれている優秀な食品です。ただし、アレルギーのある方や妊婦さんは、お医者さんに相談してから食べましょう。
2.昼食のコンビニおにぎりはたらこを選ぶ
昼食はコンビニ派という人には、たらこのおにぎりがオススメです。緑黄色野菜のホウレンソウのおひたしや、卵焼き、スティックかまぼこなどのタンパク質もお忘れなく。お弁当派の人は、白いご飯のお供に、いかなごのくぎ煮はいかがでしょうか。夕食に緑黄色野菜の料理を1品作っておいて、お弁当に入れるのも良さそうです。
3.おやつの時間にはナッツも食べる
おやつ時には、お菓子に加えてナッツも食べましょう。2017年現在スーパーでも見かける、ビタミンB1を多く含むヒマワリの種や、ビタミンEを多く含むアーモンドなどがオススメです。
4.夕食には緑黄色野菜を食べる
外食の場合は、メインの付け合わせに少量付いているだけでもよいので、緑黄色野菜を食べることを心がけましょう。自宅で食べるなら、カボチャを切って鍋に入れるだけの煮物や、ブロッコリーを切って茹でるだけでも十分です。トマトを切るだけというのも簡単です。